不登校
昔は登校拒否という言葉だった。
学校に行くのを拒否する。
行くのが当たり前なのに、それを拒否する。
社会の常識に逆らっている。
悪いやつ。犯罪者。
不登校は、
登校しないことを選択した人。
その人の生き方。
何らかの事情を抱えた人。
私は中学の3年生は一度も自分の教室に行っていない。
保健室登校というのをしていたが、授業を受けたことはない。
何らかの事情を抱えていたが、それについて周りの大人に聞かれたり、話したこともない。
ただ「悪いやつ」として存在していた。
中学の3年間が終わり、引きこもって、自殺未遂して、引きこもって、社会に出たのは30歳後半になってから。
テレビで「不登校なんです」とか、普通に言ってる人をみると、単純にびっくりする。
学校行かないって、悪いことなんじゃなかった? 犯罪なんじゃないの? 外を歩いちゃダメなんでしょ?
いま、社会人してるけど、学校に行かないことに対する考え方が変わったことに関して、ちゃんと明確な説明をしてほしいという気持ちがある。時代の流れでは済まされない。
無理矢理、学校に行かそうとした、当時の教師は、いまどう思ってるのかな。もう死んだのかな。