コロナ

カラオケ行けないのがこんなに苦痛とは思わなかった。明日から呑みにも行けない。なのに仕事はしろと言う。簡単に休めず、働くしかない貧しい人や黒人がいちばん死んでるそうだ。ケアマネなんか休んでも誰も困らないんだけど、休業補償がない以上、いつも通り出勤するしかない。早く誰か感染して施設が停止にならないかな。みんな考えていることは同じ。だけど、感染者1号にはなりたくない。入所者からの感染より、職員同士の接触感染がいちばん起こりうることで、最近は職場の人間がみんな敵にみえてくる。ちょっとくしゃみしただけで血相変えて飛び退く看護師。自分だってすでに感染してるかも知れないのに。テレビはもっと医療従事者より、介護職員の話を取り上げるべきだ。介護崩壊したら感染してなくても死ぬ人がいっぱい出る。いまは家族も自分の親を病院に連れて行きたがらない。施設に閉じ込めていれば感染の心配は減るけど、ADLは確実に落ちる。必要な介護が増えて、ますます手がかかるようになるのに、職員の手が足らなくなると事故の頻度もそれだけ増える。高齢者より、未来のある若者の命を優先する社会になったら介護施設の存在意義そのものが消失する。この世界が誰のための世界なのかと言うと人類のための世界なわけで、人類滅亡を避けようと思えば健全な社会かどうかなんて些細な問題でしかない。平和な世界の価値観は切り捨てていくしかなくなる。